国際結婚、という試み

日本にやたら順応した外国人と結婚したので、そのもろもろを記録する。

不思議な頭脳

このところ主人が夜ふかしがひどい。朝起こしてもなかなか起きない。明日起きたらこれをしたい、と寝る前に言ってたのに、すっかり忘れているようで。

その要因のひとつは、「HERO」を見ているせい。
先日テレビで劇場版を見てからハマったようだ、いや、前から好きだったようなので再燃したといえばいいのかもしれない。

20年も前の作品だが、90年代後半〜00年代前半の空気が懐かしく感じるらしい。
いやお前日本にいなかったやんけ。
と思うものの、どこかからハロプロの情報を入手してあややのファンをやっていた主人にとっては
青春の記憶とつながる光景なのであろう。

でだ、好きが高じて検察庁の新卒募集的なページを見て、挙句、司法試験の予備試験ならいけるんでないか、という結論に至ってしまった。そこにいくまで横から盛り立てた私の責任ももちろんあるが。
サンプル問題を解いてみたところ、日本史や日本の古語や日本文学に関する問題以外なら、一般教養は行けそうだった。

すごい。
何がすごいって、大卒レベルの日本語を難なく読んで解くこの外国人がすごい。
外国語の資格を取るにあたって、一番上の級はだいたい「新聞を読める」「ネイティブの大卒レベルの文章を読んで解釈できる」「それに対して議論ができる」といったところである。
「俺、これが読める時点ですごいんだよな」と言われるまで、あなたが外国人だってことを忘れていたよ。

起きていれば何でもできるのに、一回寝てしまったらなかなか覚醒しない、不思議な頭脳である。